太ももの筋肉をつけよう
体の中でもっとも大きい筋肉が太ももの筋肉です。
太ももの筋肉が大きくなって太ももが太くなるのはちょっとイヤですが、
膝関節を守る大切な筋肉ですから、意識的に鍛えましょう。
太ももの前側にある大腿四頭筋という大きな筋肉は
20歳が一番のピークで、その後は年齢とともに減少してしまい、
あまり運動をしないでいると60歳でほぼ20歳の時の半分近くにまで減ってしまいます。
大腿四頭筋が減ると歩行困難になったり、転びやすくなったりし、
その結果、寝たきりになったり、運動不足から太りやすくなり、
糖尿病や脂質異常を引き起こすリスクを高めます。
膝関節を守る役割を果たせないので、関節に大きな負担がかかり、
痛みをかかえたり、歩けなくなったりします。
普段、あまり動かない人や運動をしない人は
大腿四頭筋が減って膝関節に支障をきたしたり、動けなくなる前に
今からしっかりと筋肉を鍛えておきましょう。
立って膝の曲げ伸ばしをするスクワットがおすすめです。
ゆっくりとお尻を突き出して膝が足先より前に出ないように、
5秒ぐらいかけて曲げ、5秒ぐらいかけて伸ばします。
1日10回を目標にがんばりましょう。
簡単な動作ですので、いつでもできますし、毎日少しでも取り入れましょう。
椅子に座って仕事中でもできる太ももトレーニングは
椅子に座ったまま足を上げて膝を伸ばす動作をすること。
膝を伸ばしてそのまましばらくキープしていると太ももがプルプルとしてきます。
たったこれだけでもいいトレーニングになります。
